笑顔を増やす お手伝いを

寄せ鍋

食事は利用者さんにとって日々の体調管理に関わる大切なものであると同時に、施設生活の中で楽しみの一つです。

当施設では長い施設生活の中でも、旬の食材や料理内容によって季節の移り変わりを感じていただくために、祝日には巻き寿司・いなり寿司、お彼岸にはおはぎなど毎月様々な献立を組みこんでいます。ふだんは普通食を食べることの出来ない利用者さんでも、この日には希望され喜んで食べていただいています。

またその他にも、介護スタッフと共に企画する年間のイベントとして、屋外散策での弁当や利用者さん自ら腕をふるっていただく手作りおやつの会、そしてふだんとは違った雰囲気を楽しんでいただくスペシャルランチや新年会の際の寄せ鍋などがあります。

寄せ鍋は、電気鍋を各テーブルで使用し、白身の魚や豆腐・野菜類を次々に入れ、アツアツのものを食べていただき、最後にはオジヤを作ります。オジヤが目の前で出来ていく過程を見ることが出来る楽しみがあります。そしてフロア全体がだしの香りで満たされ、料理に香りと雰囲気が隠し味としてプラスされ、食の細い利用者さんでも残さず食べていただけます。

これからも食事を通して日常に楽しみを加えるとともに、利用者さんとの交流を深め“笑顔を増やすお手伝い”が出来ますよう栄養課一同、日々喜んでいただける料理を届けていきたいと思っています。

散策弁当

医療法人 恵風会 老人ケアセンター緑ヶ丘
管理栄養士 井上 利子

NOVA出版刊、―こころを考え、精神科医療を身近にする情報誌―季刊「あしたへ」2014年秋号より